手段の目的化は誰のため?
2017-11-27


そんなのどっちでもいいじゃん!それはする側の理屈。自分がお客様のとき、その接客は本当に自分のことを思ってのことか、売上を伸ばして店の維持のためか、見えてしまうと悲しい。「よくお似合いですよ〓♪」それは本心なのかー。


常連さんはそんな接客でも喜ぶ。けれど次々と「じゃあ次はこれ」要望が増えて振り回される。気付いた時は新規のお客様が減ってあせる、というしくみ。


「おかしいなあ、前と態度は変わらないんですけどねぇ」初めてのお客さんは空気を敏感に感じるからね。



これ、内側の視点しか無いと気付きにくい。作り手だけの店や集団は気付くのが遅れる。明らかに影響が出始めて、あわてて「今できること」に手を伸ばす。必要なものを切り捨て、新しいものに手を伸ばそうとする。


身を軽くして動きやすく...赤字の大企業もそこで「売れる部門」を売ってしまう。それ断捨離で必要なもののほうを捨ててません?




僕は何度行っても常連扱いされない店が好きだし、そんな店が居心地良いし、お客様も増えていくように感じる。



大丈夫。コンセプトやニュアンスが届いてないだけで、求めている人はきっといます。もっと自信を持ちましょう。今のままの方向で、もっと告知しましょう。...そんな言葉は、あせった人の耳に届きにくい。効果がてきめんに見える方法を欲してるから。


基礎体力が落ちた状態で即効性を求められても、トリッキーなことや目立つことなど限られてしまう。その効果も一過性だ。より強いエナジードリンクを求め続け、ぼろぼろに疲弊して、ついに立ち上がれなくなる。




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